ここで売っているものなら。
「ありがとうふくしまプロジェクト」を発信してすぐ、
郡山市が本社の、こちらの企業の方からメールをいただきました。
緑と赤のハトのマークでおなじみのヨークベニマルさんです。
私のお友達も勤めている、地元で一番大きなスーパーさん。
個人のブログ、個人の行動に対して
メールをくださったことに感激したのはもちろん、
私も、ここに住んでいるみなさんも同様だと思いますが
震災の次の日にきちんとお店を開けてくださった
こちらのスーパーさんに行って、どれだけ安心したことか。
そして、レジに立っていたのは皆女性の方でした。
社員さん、パートさん。女性なら、主婦ならきっと
家のこと、家族のことを優先させたかったでしょう。
しかしながら、すべてのレジを開け水やカップラーメン、
トイレットペーパー等生活必需品を販売してくれました。
これがどれだけありがたかったか。
感謝してもしきれません。
写真は今日ベニマルさんのチラシに載っていた福島産キュウリ。
ハウス栽培ですから安心して食べられます。
こんなに入って198円。他の地区のものは、298円…。価格差がこんなに。
新鮮だから洗うときチクチクしていて、かじると本当に甘かった。
■了承を得ましたので、頂いたメールの一部を抜粋し掲載させていただきます。
「中村様
ヨークベニマルに勤めております杉浦と申します。
突然のメールで、驚かれたことかと存じます。失礼をお詫び申し上げます。
弊社の食育を担当しております。
中村様のブログを読むことで、気持ちを共有できたと言いますか、
「ひとこと」ではないですが、何かお伝えしたいと思い、
メールさせていただいております。
「ありがとうふくしまプロジェクト」。
ママの力、気持ちを形に行動にされていることはすばらしい事ですね。
弊社でも福島県産の野菜の安全性PRを行っています。
原発事故による放射能物質の基準値をオーバーし、出荷制限と摂取制限を
余儀なくされている野菜が65品目(3/31現在)あります。
しかし安全性が確認されている野菜までが風評被害を受けている現状を踏まえ、
福島県として「がんばろう ふくしま!地産地消運動」が展開されます。
これを受けて、弊社でもこの主旨に賛同し、福島県内店舗全店で福島県産野菜の
安全性について積極的にPRと販売促進活動を実施していきます。
日ごろからお世話になっている農家の方、酪農家の方、漁業関係者の方の
顔が浮かんでは悔しい気持ちと不安な気持ちでいっぱいです。
どの方も愛情と誇りを持って、お仕事をされています。
きっとおいしいものを再び届けてくれるはずです。
弊社はお客様(消費者)へも、生産者の皆さんにも、小売業としての役割りを
しっかりと果たしていく所存です。
今回の問題に限ったことではありませんが、
「ベニマルで売ってるものだから、買って食べよう」と思ってもらえる信頼関係を、
お客様と築くことが大切だと考えています。
お客様の信用を失わない、お客様の求めるものを提供し続ける。
そしてその先、お客様に食を提案する。
(安心な食の供給はもちろん、ライフスタイルや想いや情報も含めてお届けする)
ことが必要だと考えています。
従業員としてというよりは、私も消費者として、
中村様はじめお客様の応援に応えられる会社であってほしいと思います。
突然の初めてのメールで長々と申し訳ございません。
引き続きブログを拝見させていただければと存じます。
また、いろいろとお世話になることがあるかと存じます。
今後ともよろしくお願いいたします。
ヨークベニマル本部 食品事業部 杉浦」
こういう方がいるスーパーで売っているものなら、
私は安心して子どもたちに食べさせたいと思いました。
ありがとうございます、杉浦さん!
いつもありがとう、ベニマルさん!
現在、郡山市から、町内会へ回覧されていますが、
福島産で出荷停止、摂取制限が出ている食品について
改めてお知らせしたいと思います。
野菜
非結球性葉菜類 摂取及び出荷の自粛
ホウレンソウ、コマツナ、カキナ、あぶらな、ちぢれ菜、紅菜苔、くきたちな、カブレ菜、信夫冬菜、山東菜、べかな、非結球はくさい、チンゲンサイ、パクチョイ、タアサイ、たかな、かつおな、からしな、みずな、たいさい、サラダ菜、サニーレタス、しゅんぎく、フダンソウ、なばな、さいしん、オータムポエム、かいらん、つぼみな、みずかけな、ケール、しろな、仙台雪菜、千宝菜、のざわな、べんり菜、山形みどりな、わさびな、サンチュ、プチヴェール、ウルイ、畑ワサビ、花ワサビ、クレソン、ルッコラ、ナズナ、アイスプラント、葉ダイコン、ふきのとう、オカヒジキ、さんしょう(葉)、ジュウネン(葉)、ツルムラサキ、モロヘイヤ 等
結球性葉菜類 摂取及び出荷の自粛
キャベツ、はくさい、結球レタス、芽キャベツ 等
アブラナ科花蕾類 摂取及び出荷の自粛
ブロッコリー、カリフラワー、茎ブロッコリー 等
カブ 出荷の自粛
こかぶ、赤かぶ、聖護院かぶ 等
畜産物 出荷の自粛
原乳
※対象としている品目は、平成23年3月23日現在のものと変わりありません。
※「非結球性葉菜類」において下線で示したものは、農林水産省への照会等により、
平成23年3月30日現在で新たに確認できたものです。
※スクリーニング検査によって約3週間、国の暫定基準値を超える放射性物質が
検出されなければ、出荷制限を解除することが検討されています。
※HPはまだ更新されておりませんでしたが、会津地方などの一部の地区で
出荷制限を解除するという会見を先ほど枝野官房長官が行っていました。
今後の詳細については郡山市ウェブサイト、
「福島第一原子力発電所事故に関連するお知らせ・情報 」を確認してみてください。
"等"ってなんだ?他にも心配なものがあるのかしら?
これだけ厳しく制限されています。
今、店頭に並んでいるものは、絶対に大丈夫。
だって、地元の会社が地元の人たちを裏切ったりしませんから。
ちゃんと、安全で美味しいものしか売っていません。
ちなみに、ヨークベニマルさんではちゃんと地元お野菜コーナーに、
「食べても安全なお野菜」の一覧を貼ってくれていましたよ。
こういう心遣いが、私たち消費者には嬉しいですよね^^
郡山市が本社の、こちらの企業の方からメールをいただきました。
緑と赤のハトのマークでおなじみのヨークベニマルさんです。
私のお友達も勤めている、地元で一番大きなスーパーさん。
個人のブログ、個人の行動に対して
メールをくださったことに感激したのはもちろん、
私も、ここに住んでいるみなさんも同様だと思いますが
震災の次の日にきちんとお店を開けてくださった
こちらのスーパーさんに行って、どれだけ安心したことか。
そして、レジに立っていたのは皆女性の方でした。
社員さん、パートさん。女性なら、主婦ならきっと
家のこと、家族のことを優先させたかったでしょう。
しかしながら、すべてのレジを開け水やカップラーメン、
トイレットペーパー等生活必需品を販売してくれました。
これがどれだけありがたかったか。
感謝してもしきれません。
写真は今日ベニマルさんのチラシに載っていた福島産キュウリ。
ハウス栽培ですから安心して食べられます。
こんなに入って198円。他の地区のものは、298円…。価格差がこんなに。
新鮮だから洗うときチクチクしていて、かじると本当に甘かった。
■了承を得ましたので、頂いたメールの一部を抜粋し掲載させていただきます。
「中村様
ヨークベニマルに勤めております杉浦と申します。
突然のメールで、驚かれたことかと存じます。失礼をお詫び申し上げます。
弊社の食育を担当しております。
中村様のブログを読むことで、気持ちを共有できたと言いますか、
「ひとこと」ではないですが、何かお伝えしたいと思い、
メールさせていただいております。
「ありがとうふくしまプロジェクト」。
ママの力、気持ちを形に行動にされていることはすばらしい事ですね。
弊社でも福島県産の野菜の安全性PRを行っています。
原発事故による放射能物質の基準値をオーバーし、出荷制限と摂取制限を
余儀なくされている野菜が65品目(3/31現在)あります。
しかし安全性が確認されている野菜までが風評被害を受けている現状を踏まえ、
福島県として「がんばろう ふくしま!地産地消運動」が展開されます。
これを受けて、弊社でもこの主旨に賛同し、福島県内店舗全店で福島県産野菜の
安全性について積極的にPRと販売促進活動を実施していきます。
日ごろからお世話になっている農家の方、酪農家の方、漁業関係者の方の
顔が浮かんでは悔しい気持ちと不安な気持ちでいっぱいです。
どの方も愛情と誇りを持って、お仕事をされています。
きっとおいしいものを再び届けてくれるはずです。
弊社はお客様(消費者)へも、生産者の皆さんにも、小売業としての役割りを
しっかりと果たしていく所存です。
今回の問題に限ったことではありませんが、
「ベニマルで売ってるものだから、買って食べよう」と思ってもらえる信頼関係を、
お客様と築くことが大切だと考えています。
お客様の信用を失わない、お客様の求めるものを提供し続ける。
そしてその先、お客様に食を提案する。
(安心な食の供給はもちろん、ライフスタイルや想いや情報も含めてお届けする)
ことが必要だと考えています。
従業員としてというよりは、私も消費者として、
中村様はじめお客様の応援に応えられる会社であってほしいと思います。
突然の初めてのメールで長々と申し訳ございません。
引き続きブログを拝見させていただければと存じます。
また、いろいろとお世話になることがあるかと存じます。
今後ともよろしくお願いいたします。
ヨークベニマル本部 食品事業部 杉浦」
こういう方がいるスーパーで売っているものなら、
私は安心して子どもたちに食べさせたいと思いました。
ありがとうございます、杉浦さん!
いつもありがとう、ベニマルさん!
現在、郡山市から、町内会へ回覧されていますが、
福島産で出荷停止、摂取制限が出ている食品について
改めてお知らせしたいと思います。
野菜
非結球性葉菜類 摂取及び出荷の自粛
ホウレンソウ、コマツナ、カキナ、あぶらな、ちぢれ菜、紅菜苔、くきたちな、カブレ菜、信夫冬菜、山東菜、べかな、非結球はくさい、チンゲンサイ、パクチョイ、タアサイ、たかな、かつおな、からしな、みずな、たいさい、サラダ菜、サニーレタス、しゅんぎく、フダンソウ、なばな、さいしん、オータムポエム、かいらん、つぼみな、みずかけな、ケール、しろな、仙台雪菜、千宝菜、のざわな、べんり菜、山形みどりな、わさびな、サンチュ、プチヴェール、ウルイ、畑ワサビ、花ワサビ、クレソン、ルッコラ、ナズナ、アイスプラント、葉ダイコン、ふきのとう、オカヒジキ、さんしょう(葉)、ジュウネン(葉)、ツルムラサキ、モロヘイヤ 等
結球性葉菜類 摂取及び出荷の自粛
キャベツ、はくさい、結球レタス、芽キャベツ 等
アブラナ科花蕾類 摂取及び出荷の自粛
ブロッコリー、カリフラワー、茎ブロッコリー 等
カブ 出荷の自粛
こかぶ、赤かぶ、聖護院かぶ 等
畜産物 出荷の自粛
原乳
※対象としている品目は、平成23年3月23日現在のものと変わりありません。
※「非結球性葉菜類」において下線で示したものは、農林水産省への照会等により、
平成23年3月30日現在で新たに確認できたものです。
※スクリーニング検査によって約3週間、国の暫定基準値を超える放射性物質が
検出されなければ、出荷制限を解除することが検討されています。
※HPはまだ更新されておりませんでしたが、会津地方などの一部の地区で
出荷制限を解除するという会見を先ほど枝野官房長官が行っていました。
今後の詳細については郡山市ウェブサイト、
「福島第一原子力発電所事故に関連するお知らせ・情報 」を確認してみてください。
"等"ってなんだ?他にも心配なものがあるのかしら?
これだけ厳しく制限されています。
今、店頭に並んでいるものは、絶対に大丈夫。
だって、地元の会社が地元の人たちを裏切ったりしませんから。
ちゃんと、安全で美味しいものしか売っていません。
ちなみに、ヨークベニマルさんではちゃんと地元お野菜コーナーに、
「食べても安全なお野菜」の一覧を貼ってくれていましたよ。
こういう心遣いが、私たち消費者には嬉しいですよね^^
タグ :ありがとうふくしまプロジェクト
2011年04月08日 Posted by mikttymama at 20:44 │Comments(0) │ありがとうふくしまプロジェクト。
もう、迷わない。
親なら、迷う。
今の選択が、果たして正しいのか。
子どもたちにとんでもないことを背負わせることになりやしないかと。
厳密に言えば、常に見えないものが降っている場所にいるわけだから。
迷う。
信じたり、迷ったり、日々時間ごとにその繰り返し。
夫に、今の判断で良いのかもう一度聞いた。
「お前が迷うな」
と怒られた。
「俺も散々迷ったよ。でも、お前が情報を必死に集めて大丈夫だと一度は判断したことだろ。信じることにしたんだろ。
俺はお前の判断を信じたから今は何も怖くない。
例え明日子どもたちが被曝したって、お前が精一杯やっての結果なら、俺も子どもたちもお前を責めたりはしないよ。
だから何も迷うな。」
涙が止まらなかった。
こんな夫婦喧嘩をしたことが、あぁこんなこともあったねと笑える日がやってくるのを信じよう。
この、福島の地でこの人の傍らで。
■今日のかわいいゲストから頂いたお花。「春らしいお花にしてください」とオーダーしただけあって、パステルな春いっぱいのアレンジ。
素敵な絵も、嬉しかったよ。
今の選択が、果たして正しいのか。
子どもたちにとんでもないことを背負わせることになりやしないかと。
厳密に言えば、常に見えないものが降っている場所にいるわけだから。
迷う。
信じたり、迷ったり、日々時間ごとにその繰り返し。
夫に、今の判断で良いのかもう一度聞いた。
「お前が迷うな」
と怒られた。
「俺も散々迷ったよ。でも、お前が情報を必死に集めて大丈夫だと一度は判断したことだろ。信じることにしたんだろ。
俺はお前の判断を信じたから今は何も怖くない。
例え明日子どもたちが被曝したって、お前が精一杯やっての結果なら、俺も子どもたちもお前を責めたりはしないよ。
だから何も迷うな。」
涙が止まらなかった。
こんな夫婦喧嘩をしたことが、あぁこんなこともあったねと笑える日がやってくるのを信じよう。
この、福島の地でこの人の傍らで。
■今日のかわいいゲストから頂いたお花。「春らしいお花にしてください」とオーダーしただけあって、パステルな春いっぱいのアレンジ。
素敵な絵も、嬉しかったよ。
2011年04月07日 Posted by mikttymama at 00:36 │Comments(2) │みきてぃんちの毎日☆
たくさんの、ありがとう。
福島県郡山市在住 m.さんから、生産者の皆様へ
「31年間福島で生きてきました。
わたしを作ったのは福島のお水、お米、野菜、果物、牛乳です。
すべてが福島産です。わたしはこれからも福島のものを食べて、生きていきます。
おいしいをいつもありがとう!」
オス!コウサクブ!のメンバーの一人で、
HAPPY I LANDのポストカード展でもおなじみのイラストレーターm.さんから。
m.さんのブログ http://m252573.365blog.jp/
m.さんのHP http://miyukit.web.fc2.com/
福島県田村市在住のイラストレーター、ヤブキユミちゃんから
素敵な贈り物が届きました。
「ありがとうふくしまプロジェクト」で子どもたちに使ってもらえる、
こんなかわいいオリジナル便箋!
世界中の子どもたちが手をつないでいる姿は、
見ているだけで本当に幸せな気持ちになります。
彼女の住んでいる田村市は、福島第一原発から35kmしかありません。
屋内退避区域からたった5kmの場所です。
ですが、地形の影響なのかずーっとここ、郡山よりも環境放射能の数値が
とっても低いのです。
空気も食べ物もとってもおいしい田村市。
早く活気が戻るといいな。
私の長女が描いた、メッセージです。
「がんばれ」って言われてもこれ以上は頑張れないよって今は言いたい。
でも、子どもからの言葉だと素直に入ってきて、
やっぱりがんばらなくちゃってパワーをもらえた。
郡山市在住 amami (小2)
「毎日がんばってください!
なやみがある人。元気がなかったり、もやもやしたり。
こんな顔になっていませんか?
つかれてねむい人。
つかれていませんか?
今日も元気にがんばれる人。
今日も1日をむだにせず、元気にすごしましょう!」
酪王牛乳、大好きです。
ちょっぴり牛乳が苦手な長女ははちみつを入れて。
牛乳大好きな次女は朝パンでもごはんでも、
「ぎゅうにゅうくださーい!」とキッチンカウンター越しに私に言います。
それを覚えて、「ぎゅにゅ、くだしゃい」と言って
キッチンにカップを持ってくる三女。
我が家定番のプリンも、この牛乳でつくります。
次女のayuu (幼稚園年少)
「げんき あゆう」
おばさんにげんきを出して!と言っているわたしだそう。
おばさんもにこにこになってくれました。
郡山市在住 mikttymama (35歳)
「福島市で生まれ、会津へ就職。そして郡山へ嫁いだ私。
そしてここで丈夫な子供を3人も授かったのは、豊かな大地と海、山が育んでくれた
美味しいふくしまの食べ物のおかげです。私は買います、大好きな福島産。
だから今は負けないで。」
タグ :ありがとうふくしまプロジェクト
2011年04月03日 Posted by mikttymama at 01:43 │Comments(2) │ありがとうふくしまプロジェクト。
震災から、今まで。
長くなるかもしれません。
そしてネガティブな内容になるかもしれません。
でも、私の周りで現実に起こっていることをきちんとお知らせしようかと思います。
今日、朝起きたら、快晴でした。
空は青くて、ぽかぽかと春の陽気。
でも、窓は開けられなかった。
外に洗濯物を干すこともありません。
お布団だって、干せません。
微量であっても、見えないものが降っている。
現実に、数値で出ている。
いくら健康に害がないとはいえ、せめて「家」ぐらいは
子どもたちのために安全な場所にしておいてあげたい。
子どもたちが外で遊びたいと言う。
私は遊ばせています。
でも、時間を決めて。
小児用のマスクと、外用のウィンドブレーカーを着て。
自宅の屋根付きのウッドデッキにさえ、どこか出すのをためらってしまう。
お料理をするとき。
お水を使います。
浄水器から出るいつものアルカリイオン水。
お味噌汁やスープ、ご飯を炊くのにも。
もちろん、安全性は証明されている。
でもどこか安心しきってはいません。
1歳半の娘には影響がないのか?
4歳になったばかりの、幼稚園の娘は?
8歳の、小学3年になる娘には?
換気扇もなるべく控えています。
昨日焼いた、都路の卵で作ったシフォンケーキ。
おいしい、おいしいとおやつに食べてくれる
このかわいい娘たちに、影響はないの?
自分が作ったおやつでさえ、不安は消えません。
新学期がはじまります。
幼稚園、8日から。
小学校、11日から。
普通に幼稚園バスにのせて、登園させてもいいのか。
普通に集団登校で送り出してもいいのか。
複雑です。わかっていても。
だって、福島原発から55kmしかないのです。
屋内避難区域から、たったの25kmのところに我が家はある。
小野や田村、飯館、川俣にいる友人はもっと深刻。
田村市の友人から電話がきて、
「数値は低いけど人っ子ひとり、外に出ていないの。
子どももだけど、大人だって限界だよ。」
そう言っていました。
母親なら、自分はどうなってもいいから子どもだけは守りたいと思うのが普通。
大丈夫なのはわかっているけど、少しでも守りたいと思っている。
チェルノブイリの事故と今回の事故とは違うとわかっています。
研究者の方の文献や、海外のメディアからの情報、テレビ、ラジオ、
ありとあらゆるものを必死になって調べ、ここに住む友人たちと情報共有し、
「いまのところ安全」なのはわかっています。
でも、やっぱり心配。見えないものだから。
頭では理解していても、心が痛みます。
テレビをつける。
普通の番組がやっている。
「お弁当特集」や、「収納特集」。
ニュースをやっている。
津波で大被害を受けた被災地の方へのインタビュー。
自衛隊や米軍の放射線特殊部隊、フランスの企業協力について。
ACの「がんばろう日本」のCM。
そしてテロップで、水や市町村の放射線測定値。
どちらも見ているのがつらくて、時代劇に変えました。
「どうして変えるの?」と言われたから、
「ママ疲れたんだよ。」と素直に伝えました。
下娘が、「ママ、疲れているなら2階でひとりで休んできてもいいよ」と。
嬉しくて、切なくて、でも涙をこらえました。
震災後、テレビや携帯の緊急避難速報と、
「ゆてれる」という単語を覚えた末娘。
それを聞くと「こわいー」と泣きながら走ってきます。
よっぽど怖かったのでしょう。
授乳期はとっくに過ぎたのに、あれ以来夜泣きがおさまらず、
おっぱいを触ると安心して眠りにつきます。
抱っこしすぎた私の手は腱鞘炎になりました。
お隣の茨城県へ一時避難していたときのこと。
上娘が体調を崩し、近所の総合病院へ。
受付で保険証を提示すると、受付の方が奥でひそひそ話。
小児科の医師がいないということだったので
内科医であるそこの院長先生が見てくださいました。
思いっきりいやな顔をされ、一応お薬をもらうことができました。
次にその病院へ行くと、外来受付の前に大きな張り紙が。
「福島から非難された方へ
福島原発より20~30kmの屋内退避区域の方は、除染を行ってから来院してください。
スクリーニング検査も受けてください。」
そこには赤でアンダーラインがひいてありました。
医療機関なのに、悲しくて、悔しくて。
結局その日は看てもらえず、帰ってきました。
震災後、情報を届ける側にいた友人。
女の身で遠く離れた実家に戻りたくても、
会社へ出勤し続けなくてはならなかった。
非常事態、そしてどんどん交錯する情報の渦。
緊急会議の時に彼女はこう言ったそうです。
「将来、他県の人と結婚するときに、
あんたは原発のときに福島にいた人だから、
息子と結婚させられないと言われたら
会社が責任をとってくれるんですか!」
心の叫びだと、そう思います。
私だって、将来娘たちが同じように言われるかもしれない。
私は結婚して子供を産んでしまったからいいけれど、
それではあまりにも娘がかわいそうです。
富岡町の役場に勤めていた友人の彼。
あの津波で、住んでいたアパートと車を流され、
やっとのことで彼女と一緒に川内村まで逃げましたが
原発事故で再度避難生活をしなければならなくなりました。
一昨日の深夜、その友人からの1通のメールが。
「やぁが、災害対策本部に移動になりました。
一緒に南相馬へ行って、彼を支えてきます。
私は大丈夫。中村家も無理せずに。」
福島原発の現地で支えている作業員の方は
ほとんどが双葉や浪江、原町、富岡に住んでいた方なんだと聞かされました。
東電の下請け、孫請けの会社の方だそうです。
自分の家が津波で流されているのに、今は見えない恐怖と戦っている。
自衛隊や消防庁の方。警察の方。そのご家族、ご友人…。
ありきたりの言葉ですが、ただただ、感謝せずにはいられません。
我が家は陸上自衛隊の郡山駐屯地のすぐ近くです。
1日中、自衛隊のヘリコプターが家の上を行ったりきたりしています。
陸上自衛隊に勤務する友人のパパは、
震災後、一度も家族に会わずに被災地で救援活動にあたっていると言っていました。
でも「それがパパの任務だから」と言って、彼女は泣いてはいませんでした。
まだ3歳の娘ちゃんと一緒に、パパの任務が終わるのを待っています。
今日、子どもたちに、
「牛乳を搾ってるおじちゃんや、野菜を作っているおばちゃんたちに
いつもありがとう、ごちそうさまってお手紙書いてくれないかな?」
そう娘たちに言いました。
「なんで?」と上娘と下娘。
「今、原発の事故があって、福島の牛乳やお野菜が売れなくなっているから
ママ、おじちゃんやおばちゃんを元気にしてあげたいの。」
4歳の下娘が、「どうして売れないの?だったらママが買ってあげたらいいじゃん。」
「原発って爆発するからなの?」と言う。
なんて説明したらいいかわからなくって、娘たちに今自分が感じている恐怖と
同じ思いをさせたらいけないと咄嗟に思って、
「国が、売っちゃダメって決めちゃったんだって。牛乳も牛さんから搾ったら
捨てなくちゃいけないんだよ。おじちゃんたち搾っても売れないからお金にできないの。」
それだけ伝えました。
子どもたちは無邪気に、「ぽぽぽぽ~ん♪」と歌っている。
避難所へ行けば、すぐにいろんな子と友達になって、
いろんなものを遊び道具にして遊んでいます。
この子たちに、私はどれだけのパワーをもらったことか。
私は津波で家を流されたわけでもなく、
ライフラインが使えず困っているわけでもありません。
大切な家族を失ったわけでもなく、
避難所でなく、自宅で過ごすことができています。
被災地ではあるけれど、本当に深刻な場所と比べれば
被害は少ない。
風評被害や出荷停止で大打撃を受けている、生産者さんでもありません。
甘いといえば、甘いのかもしれない。
でも、こういう生活をしています。
おそらく、ここにいる友人たちはみんな、
不安を抱えながらも笑おうと必死に日々過ごしている。
他の方が大変ならば、自分たちが支えようと同じ思いを抱えて。
地元ふくしまのために、みんな今できることをやろうとしてる。
今日はエイプリルフール。
誰かのツィートにあったけれど、
敢えて嘘をつかれているのなら、今までのことが全て嘘だったらいいのにとおもう。
でも、やっぱり、前を向かなくちゃ。
「ありがとうふくしまプロジェクト」
子どもたちのおいしいの笑顔と、「いつもおいしいごはんをありがとう」
そんなお手紙・メッセージを募集します。
こどもたちがおひゃくしょうさんに宛てたお手紙、
小さい子供がいるママから「今は不安だけど、出荷されたらきっと買います!」という
メッセージなど、絵でも、手形でも、なんでもOK!
県内の方はもちろん、他県にお住いの方でも「福島に友人や親戚がいる」
「実家が福島」など、応援メッセージも募集いたします。
詳細はこちら→☆
そしてネガティブな内容になるかもしれません。
でも、私の周りで現実に起こっていることをきちんとお知らせしようかと思います。
今日、朝起きたら、快晴でした。
空は青くて、ぽかぽかと春の陽気。
でも、窓は開けられなかった。
外に洗濯物を干すこともありません。
お布団だって、干せません。
微量であっても、見えないものが降っている。
現実に、数値で出ている。
いくら健康に害がないとはいえ、せめて「家」ぐらいは
子どもたちのために安全な場所にしておいてあげたい。
子どもたちが外で遊びたいと言う。
私は遊ばせています。
でも、時間を決めて。
小児用のマスクと、外用のウィンドブレーカーを着て。
自宅の屋根付きのウッドデッキにさえ、どこか出すのをためらってしまう。
お料理をするとき。
お水を使います。
浄水器から出るいつものアルカリイオン水。
お味噌汁やスープ、ご飯を炊くのにも。
もちろん、安全性は証明されている。
でもどこか安心しきってはいません。
1歳半の娘には影響がないのか?
4歳になったばかりの、幼稚園の娘は?
8歳の、小学3年になる娘には?
換気扇もなるべく控えています。
昨日焼いた、都路の卵で作ったシフォンケーキ。
おいしい、おいしいとおやつに食べてくれる
このかわいい娘たちに、影響はないの?
自分が作ったおやつでさえ、不安は消えません。
新学期がはじまります。
幼稚園、8日から。
小学校、11日から。
普通に幼稚園バスにのせて、登園させてもいいのか。
普通に集団登校で送り出してもいいのか。
複雑です。わかっていても。
だって、福島原発から55kmしかないのです。
屋内避難区域から、たったの25kmのところに我が家はある。
小野や田村、飯館、川俣にいる友人はもっと深刻。
田村市の友人から電話がきて、
「数値は低いけど人っ子ひとり、外に出ていないの。
子どももだけど、大人だって限界だよ。」
そう言っていました。
母親なら、自分はどうなってもいいから子どもだけは守りたいと思うのが普通。
大丈夫なのはわかっているけど、少しでも守りたいと思っている。
チェルノブイリの事故と今回の事故とは違うとわかっています。
研究者の方の文献や、海外のメディアからの情報、テレビ、ラジオ、
ありとあらゆるものを必死になって調べ、ここに住む友人たちと情報共有し、
「いまのところ安全」なのはわかっています。
でも、やっぱり心配。見えないものだから。
頭では理解していても、心が痛みます。
テレビをつける。
普通の番組がやっている。
「お弁当特集」や、「収納特集」。
ニュースをやっている。
津波で大被害を受けた被災地の方へのインタビュー。
自衛隊や米軍の放射線特殊部隊、フランスの企業協力について。
ACの「がんばろう日本」のCM。
そしてテロップで、水や市町村の放射線測定値。
どちらも見ているのがつらくて、時代劇に変えました。
「どうして変えるの?」と言われたから、
「ママ疲れたんだよ。」と素直に伝えました。
下娘が、「ママ、疲れているなら2階でひとりで休んできてもいいよ」と。
嬉しくて、切なくて、でも涙をこらえました。
震災後、テレビや携帯の緊急避難速報と、
「ゆてれる」という単語を覚えた末娘。
それを聞くと「こわいー」と泣きながら走ってきます。
よっぽど怖かったのでしょう。
授乳期はとっくに過ぎたのに、あれ以来夜泣きがおさまらず、
おっぱいを触ると安心して眠りにつきます。
抱っこしすぎた私の手は腱鞘炎になりました。
お隣の茨城県へ一時避難していたときのこと。
上娘が体調を崩し、近所の総合病院へ。
受付で保険証を提示すると、受付の方が奥でひそひそ話。
小児科の医師がいないということだったので
内科医であるそこの院長先生が見てくださいました。
思いっきりいやな顔をされ、一応お薬をもらうことができました。
次にその病院へ行くと、外来受付の前に大きな張り紙が。
「福島から非難された方へ
福島原発より20~30kmの屋内退避区域の方は、除染を行ってから来院してください。
スクリーニング検査も受けてください。」
そこには赤でアンダーラインがひいてありました。
医療機関なのに、悲しくて、悔しくて。
結局その日は看てもらえず、帰ってきました。
震災後、情報を届ける側にいた友人。
女の身で遠く離れた実家に戻りたくても、
会社へ出勤し続けなくてはならなかった。
非常事態、そしてどんどん交錯する情報の渦。
緊急会議の時に彼女はこう言ったそうです。
「将来、他県の人と結婚するときに、
あんたは原発のときに福島にいた人だから、
息子と結婚させられないと言われたら
会社が責任をとってくれるんですか!」
心の叫びだと、そう思います。
私だって、将来娘たちが同じように言われるかもしれない。
私は結婚して子供を産んでしまったからいいけれど、
それではあまりにも娘がかわいそうです。
富岡町の役場に勤めていた友人の彼。
あの津波で、住んでいたアパートと車を流され、
やっとのことで彼女と一緒に川内村まで逃げましたが
原発事故で再度避難生活をしなければならなくなりました。
一昨日の深夜、その友人からの1通のメールが。
「やぁが、災害対策本部に移動になりました。
一緒に南相馬へ行って、彼を支えてきます。
私は大丈夫。中村家も無理せずに。」
福島原発の現地で支えている作業員の方は
ほとんどが双葉や浪江、原町、富岡に住んでいた方なんだと聞かされました。
東電の下請け、孫請けの会社の方だそうです。
自分の家が津波で流されているのに、今は見えない恐怖と戦っている。
自衛隊や消防庁の方。警察の方。そのご家族、ご友人…。
ありきたりの言葉ですが、ただただ、感謝せずにはいられません。
我が家は陸上自衛隊の郡山駐屯地のすぐ近くです。
1日中、自衛隊のヘリコプターが家の上を行ったりきたりしています。
陸上自衛隊に勤務する友人のパパは、
震災後、一度も家族に会わずに被災地で救援活動にあたっていると言っていました。
でも「それがパパの任務だから」と言って、彼女は泣いてはいませんでした。
まだ3歳の娘ちゃんと一緒に、パパの任務が終わるのを待っています。
今日、子どもたちに、
「牛乳を搾ってるおじちゃんや、野菜を作っているおばちゃんたちに
いつもありがとう、ごちそうさまってお手紙書いてくれないかな?」
そう娘たちに言いました。
「なんで?」と上娘と下娘。
「今、原発の事故があって、福島の牛乳やお野菜が売れなくなっているから
ママ、おじちゃんやおばちゃんを元気にしてあげたいの。」
4歳の下娘が、「どうして売れないの?だったらママが買ってあげたらいいじゃん。」
「原発って爆発するからなの?」と言う。
なんて説明したらいいかわからなくって、娘たちに今自分が感じている恐怖と
同じ思いをさせたらいけないと咄嗟に思って、
「国が、売っちゃダメって決めちゃったんだって。牛乳も牛さんから搾ったら
捨てなくちゃいけないんだよ。おじちゃんたち搾っても売れないからお金にできないの。」
それだけ伝えました。
子どもたちは無邪気に、「ぽぽぽぽ~ん♪」と歌っている。
避難所へ行けば、すぐにいろんな子と友達になって、
いろんなものを遊び道具にして遊んでいます。
この子たちに、私はどれだけのパワーをもらったことか。
私は津波で家を流されたわけでもなく、
ライフラインが使えず困っているわけでもありません。
大切な家族を失ったわけでもなく、
避難所でなく、自宅で過ごすことができています。
被災地ではあるけれど、本当に深刻な場所と比べれば
被害は少ない。
風評被害や出荷停止で大打撃を受けている、生産者さんでもありません。
甘いといえば、甘いのかもしれない。
でも、こういう生活をしています。
おそらく、ここにいる友人たちはみんな、
不安を抱えながらも笑おうと必死に日々過ごしている。
他の方が大変ならば、自分たちが支えようと同じ思いを抱えて。
地元ふくしまのために、みんな今できることをやろうとしてる。
今日はエイプリルフール。
誰かのツィートにあったけれど、
敢えて嘘をつかれているのなら、今までのことが全て嘘だったらいいのにとおもう。
でも、やっぱり、前を向かなくちゃ。
「ありがとうふくしまプロジェクト」
子どもたちのおいしいの笑顔と、「いつもおいしいごはんをありがとう」
そんなお手紙・メッセージを募集します。
こどもたちがおひゃくしょうさんに宛てたお手紙、
小さい子供がいるママから「今は不安だけど、出荷されたらきっと買います!」という
メッセージなど、絵でも、手形でも、なんでもOK!
県内の方はもちろん、他県にお住いの方でも「福島に友人や親戚がいる」
「実家が福島」など、応援メッセージも募集いたします。
詳細はこちら→☆
今日も遊びに来てくださってありがとうございます
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最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
そしてたくさんの応援RT、ありがとうございました。
会津の工房鈴蘭さん、ブログでのご紹介、ありがとうございました。
やれるひとが、やれることを、やれるだけ。
これをコンセプトに、頑張ろうと思っています!
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